通院日和リターンズ


┃┃ 07年9月15日  アイデンティティって…何?

本日はちゃんと遅刻もせずに、かわごえクリニックに着きましたよ。

しかし、かわごえクリニックに行くまでの間に、普通のホテルとラブホとお茶屋さんと、
フィリピンパブが 雑然と並んでるってどうなの?
いつも不思議なんだよなぁ…。

診察室へ続く自動ドアを開けようと思ったら、中から塚田先生が出てらっしゃたので、軽くご挨拶。
待合室に入っても、誰もいなかったので割とのんびりしてました。

珍しく(?)予約の時間に診察開始になりました。
いつもは予約時間よりずれることが多いんですけどねぇ。

ほんでもって、いつものように「どうですか〜?」と聞かれたので、
「ちょっと調子悪いです」と答えてみました。
いや、調子悪いのは本当だったもので…

性別に関することには悩み無いんですけど、仕事について悩みがありまして…てな話から、
このまま福祉の仕事やるか、普通の事務仕事に戻るか、どうしたらいいのかわかんねって話を。

今の仕事だと、自分が成長してる感じもしないしねぇ…って話したら、
「仕事はお金を貰うためと割り切って、自己実現はほかでしたらどうだろう?」
みたいなアドバイスを頂いたり、福祉の仕事するのならヘルパー2級取ろうねみたいな、
現実問題としてどうしていくか、という話をしていただいてたんですが。

母とおいらの葛藤の話をしたら、先生に 「お母さん嫌い?」って聞かれたので、
すかさず「嫌いです」って返答してしまいました。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

そっから、先生曰く
「性別というよりも、広くアイデンティティの問題では…?」という話が。

まぁ、確かに女性であるという意識は抜けないし、
体に対しての強い違和感は無いし…。
あることはありますが、
じゃぁそれで体を変えようとまでは思わないっすからね。

先生としては、母が嫌い→母と同じような女性になりたくない
→その所為で自分の性別が受け入れられない
→GIDというよりも広くアイデンティティの問題では?みたいな感じです。

って、それなんて腐女子テンプレ?ですよね。
腐女子ってこんな人でしょ?って世の中から言われる、
腐女子像そのものじゃないっすか。おいら。

塚田先生の話を聞きながら、大学時代に読んだ中島梓の
『コミュニケーション不全症候群』を思い出しましたけどね…。
あれを読んだときに、
目から鱗というか自分ってそうなんだ…って思ったっすよ。
しかし、そんな大学時代から10年経っても成長してないってことか!おでは…orz

確かに、ずーっとその線は自分でも疑ってますし、
もしかしたらおいらはGIDってより腐って性別(じゃねーよ)
なんじゃないかぁ〜とは思ってましたけど。

昔少しだけ掛かったカウンセリング(GIDとは別です)でも、
カウンセラーさんに、おいらと母の関係を指摘されてますから、
塚田先生の発言も想定内ちゃー想定内な発言でした。

まぁ、自分でアイデンティティを確立するしかないからね、
って先生はおっしゃってました。
まぁ…そっすね〜って感じで。

性別については、
もうほとんど自分の中では解消できてるというか、
アイデンティティが確立出来てきてるとは思うんですが、
母との関係が解消出来てないんでしょうねぇ…。

そのひずみが、職を選択する場面になると一気に噴き出してきてパニックになると…orz
どうしようもねーなー。マジで。

てなわけで、やっぱり塚田先生ところに通うのは終わりにならないようですね…。
先生もちょっと心配だったらしく、次の診察日を決めるとき、
「どうしても土曜日じゃなきゃダメ?」って聞かれました。

土曜日だと、12月1日が一番早い診察日になってしまうので、
そこまで間が空くのはやばいと判断したようです。
平日だと、11月12日が一番早い診察日だったんですが、
14日の午後の一番遅い時間にして貰いました。

まぁ、先生に話をしながら声が震えて泣きそうになってるのが、
自分でも分かったんで、こりゃやばいな〜と思ってたんですけどね。ヽ(;´Д`)ノ

さすがに、今日は15分みっちり診察して貰いました。
いつもだったら、5分くらいが限度なのにねぇ。

さすがに、診察が終わった後はちょっと放心状態でした。
これからどうしようかな〜ってちょっと考えたり。
まぁ、死ぬときに後悔しない生き方が出来ればいいかなと。
って、それが一番難しいような気もしますけど。
( ´ー`)フゥー...



┃┃ 07年6月30日  アドバイスをもらいましたです

今回は、予約をブッチすることは無かったんですが、
やっぱり遅刻してしまいました…すみません…。
完全に間に合うように出たはずなんですけどねぇ…、
何処をどう間違えたのか…?

慌てて10分遅れぐらいで待合室に入ると、
人がいっぱいいるじゃありませんか。
どうもいつもと違うのは、どうも思春期外来もやっていたようで、その患者さんがいっぱいいたようなのであります。

ちょっと待ったのち、先生に呼ばれて診察室へ。
いつものように、「何かありますか〜?」と先生に聞かれ、
いつもの通り「何もないです」と言おうと思ったのですが、
そういえばということで、
7月に神奈川県内の高校で講演会をすることをご報告。

したら、先生に
「最近活躍してますね、そのうち講演会で食べられるようになるんじゃないの?」と、
大まじめにギャグを言われました。
先生、なかなか高度なギャグをおっしゃるのですよね…。

でもって、講演会で何を喋れば分からないのです…と言ったところ、アドバイスを頂きましたです。
ありがたや、ありがたやでした。

その後、やっぱりおいらが講演会で話すのはどうなんでしょう?と言ってみたところ、
先生から
「典型例をきちんと説明した上で、
バリエーションとしてこういう風のもありますよというのは
良いんじゃないだろうか」
見たいなお言葉を頂いたので、ちょっとホッとしました。

そのあと、MTFさんの事もちゃんと説明してくださいね、とのお言葉も頂き、
冊子もほめていただきましたです。
゚・*:.。..。.:*・゜ヽ( ´∀`)人(´∀` )ノ・゜゚・*:.。..。.:*

講演会、頑張ろうと思いましたでし。
8月にまた行ってきます。
そのときに、講演会のご報告出来ればよいなと。



┃┃ 07年4月11日  本当にご無沙汰してます…

去年の11月に予約をしたものの、そのときの予約をバックレてしまい、
半年以上放置状態の後、かわごえへ行ってきました。
って、当日ギリギリまで行くかどうしようか迷ってたんですけどね。

診察時間ちょっと前に到着して、待合室で待っていたのですが、
診察時間になっても呼ばれない…。

前の方の診察は終わってるはずなのに(前の方が診察室から出て行くのを確認していた)呼ばれないので「?」と思っていたら、
先生が診察室から出てこられて、待合室のおいらを確認すると、
「Uさん、ちょっと待っててね」って言われました。

カルテが先生の手元に来てなかったみたいです。
で、先生おいらの名前覚えてるんですね(当たり前?)

診察室へ入って、「本当に久しぶりだね〜」って言われちゃいました。
すみません。
「このごろどう?」と言われて「特に」って答えるおいら。
無いから来ないんだね、って突っ込まれちゃったですよ。

その後、転職話はどうなったの?って話になり、
去年の12月に福祉の事務職になりました〜とご報告。
塚田先生、おいらの転職先をお話ししたら、ご存じでした。
やっぱ、Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!

で、その後ちょっとコムスンの不正請求の話をして、
おいらの会社は平気なんだろうか…というお話をしてました。

その後、どうしたいの?って話になりまして、
女性であるのは嫌だけど、男性ってのも…という話をしたら、
慎重に行こうねって言われちゃったですよ。

ホルモンは不可逆的ですからね。ってことで。
わらびからだよねぇ、長いねぇともしみじみ言われてしまいました…。
確かに、ながーくお世話になっております。

で、横浜の冊子を先生にお渡ししました。
自助のグループ名が「FT/MX」なので、先生が来る人は中性の人とか多いの?
と質問されました。

確かに、中性というか、FTXの人が多いいですね、って話をしたら、
先生曰く、中性(とは言わなかったけど、便宜上)の人は
「性同一性障害」と診断して良いのか分からないみたいなことを言ってました。

確かに、反対の性別に対する帰属感というのが、中性の人には無いですよね。
女性であるのは違和感があるけど、男性でも無いって感じで…
かくいう、おいらもその一部でございますが。

いまの状態で、塚田先生に最初から掛かってたら、
おいらも「性同一性障害」とは診断されなかったかもなぁ…。
なんて事を考えてました。

本当は、また電話して予約取る事にしようかと思ったんですが、
6月に予約入れて貰いました。
ちょっと、埼玉ががたがたしてるのでどうなるか分からないし…。

6月、バックレないようにしよう。



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